売上UP戦略

公共工事で売上を作るために必要なこととは

公共工事の売上を伸ばすためには、
受注できる工事の件数と規模を段階的に広げていくことが欠かせません。
まずは入札に参加して工事を落札し、
元請け工事としての売上高を積み上げていくことが必要です。
売上はそのまま経営審査事項（以下、経審）の評価に直結するため、
実績を積むこと自体が点数の底上げにつながります。
さらに、経審の点数を上げることで入札ランクを高めることができます。
ランクが上がれば参加できる工事の幅が広がり、
より高額な工事案件にも参入できるようになります。

最終的には請負規模の拡大につながり、売上の成長を実現することが可能になるのです。

決算書の整備も欠かせません

履行保証の壁

実績を積み重ねていくと、工事件数と請負金額が増えていきます。
そのときに立ちはだかるのが履行保証の壁です。
工事規模や件数が大きくなるほど、必要となる与信枠も拡大します。
枠が足りなければ、落札できても契約に進めないという事態を招きます。

履行保証を保証会社のみで対応している企業様は
ご注意ください

とくにリスクが高いのは、建設保証会社のみで履行保証を利用している企業です。
中規模から大規模の工事を落札した際、
保証会社が使えない契約であれば、そこで一気に行き詰まります。
当社にも「大規模案件を落札したのに保証が通らない」という相談は少なくありません。
履行保証は新規で高額の与信枠を確保することは極めて困難です。
その結果、せっかく落札した工事であっても、契約を断念せざるを得ない事態に陥ります。

有限会社東京損害補償センター

建設業保証会社で履行保証ができない３つのケース | 有限会社東京損害補償センター はじめに この記事では保証会社で履行保証ができないケースを紹介します。特に保証会社でのみ継続的に履行保証を利用している企業は注意が必要です。将来的に中規模～大規…

 与信枠の実績も積み上げる必要がある

こうした壁にぶつからないようにするには、
早い段階から与信枠を計画的に育てておくことが重要です。
そのためには、保険会社の契約を集約かつ分散させながら、
履行保証の実績を積み重ねていく戦略が効果的です。
あらかじめ与信枠を育てておくことで、与信枠が不足してもスムーズに増額交渉ができます。
「保証がつけられず受注できない」といった事態を未然に防ぐことができます。

工事の実績と同様に積み上げていきましょう

実際の戦略事例

こちらは、実際に弊社で保証体制の見直しをご支援させていただいた企業様の一例です。
500万円だった与信枠は弊社での設計により、
1,500万円まで増額することが可能になりました。
請負金額ベースでは、5,000万円から1億5,000万円までの工事を受注できる体制
が整ったことになります。

保証体制の見直しが、受注環境の改善につながった事例として下記をご紹介します。

お問い合わせ

公共工事の保険なら東京損害補償センター

公共工事の保険は、一般的な保険とは考え方が異なります。
与信枠・経営審査・保証設計など、対応には専門的な知識と実務経験が欠かせません。
公共工事に取り組むうえで、保険や保証の手続きは避けて通れない重要な要素です。
東京損害補償センターでは、そうした煩雑な業務を豊富な専門知識と長年の実績でサポートし、
企業様が安心して工事に専念できる体制を整えています。